ガッツリ日本語を間違えてたカズヤ(@kazumiso_s)です。
日常の会話や仕事で作成する資料、取引先とのメール、ブログの文章。
当たり前のように使用している日本語がもしかしたら「へんな日本語」になっているかも?
僕は「知らず知らずに使っていませんか?へんな日本語」を手にして誤った日本語を多用していると気付かされた。
「一段落」は「ひとだんらく」ではなかった。
ページをめくること2ページ目。
いきなり衝撃が走った。
物事が片付いた時に使っていた「一段落」
読み方は「ひとだんらく」ではなく「いちだんらく」だった。
漢字の読みは基本的に音読み、訓読みを統一させるもの。
これに習うと「一段落」の「だんらく」は音読み熟語のため、「一」は音読みである「いち」と読むらしい。
「一苦労(ひとくろう)」と訓読みと音読みが混在する読み方もあるようなので、間違い易いとのこと。
う〜ん。言われてもいまいちピンと来ないけど、使い方は間違っていたようだ。
はずかちー!
「役不足」は能力が足りないことではなかった
「このプロジェクトは君に任せた」
「私では役不足です」
とある上司と部下の会話。
「自分の能力ではプロジェクトを全うすることが難しいと判断して断っている」と、解釈していたが実は間違っていた。
役不足とは能力に対して役目が軽すぎることを意味するそうです。
・・・まじかよ。
となると先程の会話は
「このプロジェクトは君に任せた」
「なぜ私がそんなちょろいプロジェクトを?ww 草生える」
となってしまう。
能力が不足している時に使用するのは「力不足」だそうです。
なるほどね〜。
「探す」と「捜す」、違いは?
意味も発音も似ている日本語がたくさんある。
キーボードで変換した時にどれを使ったらいいのか迷った経験ありますよね。
例えばドラマなどで「犯人をさがせ!!」というセリフが出た時。
「探す」と「捜す」はどちらが正しいでしょうか?
・・・
実は両方正解。
問題は「さがす」時にどのようなシチュエーションかが重要。
「探す」は既に犯人を特定できていて、居場所を特定する場合に使用。
「捜す」は犯人が誰だか特定出来ていない時の捜査する時に使用。
思わず「へぇ〜!」と声が出てしまいました。よくみたら「捜査」の「そう」が捜すですね。
このような使い分けがあったなんて知りませんでした。
本書ではその他にも「自首」と「出頭」、「清算」と「精算」を例として挙げています。
違いを説明できますか?
「嫁・奥さん・妻」、正しい呼び方は?
自分の配偶者を他人に話す際の呼び方も半分だけ間違っていた。
僕はオフィシャルな場では「妻」、フランクな会話をする時は「嫁さん」や「奥さん」と使い分けしていました。
が!!
実は「嫁」も「奥さん」も間違い。
「嫁」は息子の妻を表す呼び方で、「奥さん」は他人の妻を表す呼び方だった!
正しくは「妻」だそうです。
「家内・女房・カミさん」という呼び方もありますが、一昔前の呼び方だったりして現代では向いていないそうです。
また女性が配偶者を呼ぶ際は「夫」ではなく「主人」が望ましいとのこと。
「旦那」は「お金を出してくれる人」という意味から来ているそうなので公式な場では避けた方がよいとのことです。
全く知りませんでした。
普段の会話で「妻」なんて言うと、どうも堅苦しい感じがしてしまいますが気を付けなければ。
「お願いできますでしょうか」、2重敬語だって!
ビジネスシーンにて上司やお客様などに依頼する時。
「○○をお願いできますでしょうか。」
毎日のように使っています。
これが普通だと思っていました。
・・・あれ、僕だけ?みなさん使ってますよね?(笑)
「できますでしょうか」には「ます、です」と丁寧の助動詞が二語含まれている。
これって二重敬語になるのでNGらしい!
正しくは
「○○をお願いできますか。」
ですって。
う〜ん。なんか素っ気ない感じがしますが、誤った使い方をし続けてきたからですかね。
まとめ
本書に書いてあることの半数近くに思い当たる節がありました。
いつも「こいつの日本語、おっかしいな〜www」なんて心の中で笑われていたのか・・・。
本書では文章を書いた時、「これでいいんだっけ?もしかして違うかも。」と少しでも考えていて欲しいと述べています。
誤った日本語が正当化されがちな世の中になってはいますが、僕は子供へ教育しなければならない親の立場。
少しでも正しい日本語を身に付けて教えていかないとね。子供にバカにされることだけは避けないと。
「パパ、日本語ちゃんと使えないの〜?ぷぷぷ〜ww」
なんて言われたら立ち直れない。
途中途中に著者の心の声が()書きで差し込まれ鬱陶しい部分がありましたが、内容は勉強になることばかりでした。
それじゃ、また。