意外と大変。カズヤ(@kazumiso_s)です。
自宅からインターネット経由で確定申告が行える「e-Tax」。副業での確定申告、医療費控除の申請を行うために設定を行いました!
意外と手間がかかって面倒だったので初めてe-Taxを行う方向けに手順をまとめてみました。
必需品の準備
e-Taxを利用するにあたって必要なものが2つあります。
それぞれ事前に準備しておくとスムーズに申請できます。
住民基本台帳カード
e-Taxを行う人が本人かどうかを判断するために住民基本台帳カードというものを作成する必要があります。
聞いたことがない方もいるかもしれませんが、区役所などで発行できる「公的個人認証サービス」の証明書です。
分かりづらいですね。簡単に言うと自分の名前や住民票の情報が記録されたICカードのことです。
写真付きならパスポートや運転免許証と同等の身分証明書になるくらいすごいものです。
区役所などに行って総合受付で「住民基本台帳カードを作りたい」って伝えれば、申込用紙や窓口番号を教えてくれます。
その際、利用目的としてe-Taxを利用したいと一言伝えましょう。顔写真なしでも作成は可能です。
カード発行代の500円とe-Taxが使えるようにするための500円、計1,000円の支払うことになります。
混雑していたので手にするまで1時間くらいかかりました。時間には余裕を持って行きましょう!
また、カード作成の際に暗証番号を設定します。これはe-Taxを利用する際に必要になるので必ず覚えておきましょう!
2017/02/22 追記
現在は住基カードではなくマイナンバーカードの利用となります。
既に住基カードをお持ちの方はマイナンバーカードを未発行の場合のみ使用可能となりますのでご注意ください。
カードリーダーの購入
作成した住民基本台帳カードは市販のカードリーダーを通して、認証させます。
カードを乗せるだけで認証が可能な「非接触ICカードリーダー」と、カードを差し込む「接触型ICカードリーダー
」の2種類があります。
非接触ICカードリーダーならe-Tax以外にも、EdyやSuicaなどの電子マネーカードのチャージを自宅で行えたりと、確定申告以外にも使い道があります。
e-Tax以外にもカードリーダーを使用したい方は非接触ICカードリーダーの方をオススメします!
私はこちらを愛用中です↓
e-Tax利用登録
住民基本台帳カードとカードリーダーを用意したらe-Taxの利用登録を行います。
ちょっとややこしくて面倒ですがしっかりと設定しましょう!
国税庁ページ
ここから国税庁のページ確定申告書等作成コーナーにアクセスして、e-Taxの利用登録を行います。
Widowsをお使いの方はIE(InternetExplorer)を、Macをお使いの方はSafariでページを開いてください。
開いたページにある大きい青いボタン申告書・決算書 収支内訳書等 作成開始という箇所をクリックします。
提出方法の選択
税務署へ提出する方法を選択する画面になります。
左側のe-Taxをクリック!
利用環境の確認
次に縦に長い画面が開きます。
ここではe-Taxを利用する際の利用環境確認などを行います。
パソコンとソフトウェア
一番上のパソコンとソフトウェアの欄にWindowsとMacで利用する際の推奨環境が表示されます。
自分の環境が該当しているか確認しましょう!
ちなみにWindowsでGoogleChomeを使ったら挙動がおかしかったので、ちゃんとIEを使いましょう。
事前準備セットアップ
ここではe-Taxを利用にする際に必要なソフトをインストールします。
お使いのパソコンで初めてe-Taxを行う場合に必要になります。
また、WindowsとMacで手順が異なります。
Windowsの場合はクリックだけ簡単インストールですが、Macだと手動で証明書の登録などを行わなければなりません。
Windowsに比べるとちょっと面倒です。
Windowsでのセットアップ
Windowsではダウンロードしてきたファイルを起動してインストールしていきます。
特に難しい箇所はありません。
自動で起動してくるので3つほどインストールしていきます!
Macの方は公式の設定手順を参考にしながら設定してみてください。
セットアップ完了後
事前準備セットアップが完了したら、全ての確認事項にチェックを入れて、一番下にある入力終了(次へ)をクリックして次の手順に進みましょう!
利用者識別番号の登録
次にe-Taxを利用するために必要な利用者識別番号の取得を行います。
初めてe-Taxを利用、利用者識別番号をお持ちでない方は右側の方をクリックします!
個人情報の登録
次に自分の氏名や生年月日などの個人情報をなどを登録していきます。
必須事項に間違いのないように入力して次へ進みます。
税務署の選択
入力を進めていくと税務署を選択する画面になります。
上部で自分の住所を設定すれば自動的に提出先の税務署が選択されるので間違えることはないと思いますが、不安な方はすぐ下にあるリンクから所轄の税務署を確認して設定しましょう!
登録完了
登録が完了すると利用者識別番号が発行されます。
また、登録していく過程で暗証番号も設定します。
数字16桁の利用者識別番号と暗証番号は忘れないようしておきましょう!
もし利用者識別番号を忘れてしまった場合、税務署に再発行してもらわなければなりません。
最後に電子証明書というものを登録します。
用意した住民基本台帳カードをカードリーダーに設置した状態で、右下の次へボタンをクリックして進みます!
電子証明書の登録
最後に住民基本台帳カードと利用者識別番号を紐付ける電子証明書の登録を行います。
前の手順から画面を閉じてしまった場合はこちらのページを開いて左側にある、「電子証明書の登録・再登録のみを行う方」というボタンをクリックしましょう。
登録内容の確認
利用者識別番号など登録する内容を確認した上で次へ進みましょう。
住民基本台帳カードの認証
住民基本台帳カードをお使いの場合は、「公的個人認証サービス」を選択して「次へ」をクリック!
暗証番号の入力が求められ、正しく入力すると登録完了です!
これでe-Taxを利用する準備が全て整いました。
ここで求められる暗証番号は利用者識別番号登録の際に設定したパスワードではなく、役所で住民基本台帳カードを作成する際に設定したパスワードになります。
数回間違えてしまうと、住民基本台帳カードがロックされてしまい役所に行って解除してもらわなければなりません。
注意しましょう。
利用者識別番号の認証
最後に利用者識別番号の暗証番号を入力して電子証明書の登録完了です!
これでe-Taxを使って確定申告申請をする準備ができました。
エラーが出た場合
先の手順で次へボタンをクリックした際に、こんなエラーがでました。
住民基本台帳カードを正しくリーダに設定しているのにこのエラーが出てしまった場合はパソコンの再起動をお試しください。
私は再起動でエラーが解消されました。
最後に
以上でe-Taxを利用する際に行う準備・設定は完了です。
お疲れ様でした。
e-Taxを使えば副業などで確定申告が必要な場合や医療費控除の申請が自宅で行えるようになります。
住民基本台帳カード、カードリーダーの用意で3,000円ほど出費がありますが、平日に会社を休んで交通費を払って税務署に行くことを考えたら・・・e-Taxの方が便利ですね。
ご紹介した設定は面倒ですが一度登録をしてしまえば翌年は申請書作成だけで済み、医療費控除の申請を行う場合は領収書などの納付は必要ないなどメリットもあります。
でも・・・やっぱり確定申告が難しいと感じる方は、控除額を自動計算してくれるソフトの利用も検討してみるといいかもしれません。
初年度の利用が無料だったりするので、お試しで使ってみると便利さが分かりますよ。
申告漏れがあって追徴課税を支払うことだけは避けたいですからね。
確定申告はしっかりと行いましょう!
医療費控除の申請の仕方はこちら!

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